○ 日本遺産事業は、これまでの文化財施策や世界遺産事業とは無関係
である。
⇒ 文化財としての保護・保全を前提としてきた
○ 文化庁は、地域を語るストーリーを日本遺産として認定するとともに、
その活用を支援するが、個別事業を推進する活動の主体は自治体である。
⇒ 今までは観光課が主管となって地域の活性化を推進してきた。
観光化、関係者個人・関連団体の主旨にそって活用
○ ストーリーは、その地域についての知識が乏しい人たちにもわかり
やすく、地域に対する興味や関心を高めるような構成とする。
○ ストーリーが単一市町村内で完結する「地域型」と複数の市町村に
またがる「シリアル型」の2種類とする。
○ 単に地域の歴史や文化財の価値を説明するだけのストーリーであっ
てはならない。
明確なテーマのもとに構成されたストーリーが必要である。
⇒ 地域の特性が説明され、地域での位置づけと効果が表現されて
いるものが対象
○ ストーリーを構成する文化財群は、必ずしも国指定の文化財である
必要はなく、地方指定文化財や指定外のものでもよいが、少なくと
も一つは国指定文化財を入れる。
○ 申請者は市町村とするが、都道府県を通じて申請することとし、同
一都道府県において複数の申請がある場合は都道府県が優先順位を
付して申請すること。
○ 日本遺産事業では、2020年までに100件程度を認定する予定
であり、各地にバランスよく存在することが理想である。また、こ
の事業による様ノマな国の支援は、認定後5年と考えており、その期
間以後は、自立した事業とする。
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